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マイナー腐女子文字ぼやき

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同人から心が離れてしまう訳(前半)―SNSを中心に―

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同人から心が離れてしまう訳(前半) ―SNSを中心に―

こんにちは。ラジオで時々喋る完全左右相手固定同人女、ななしちゃんです。

好きな二人の絵や小説を書き日々過ごしてきましたが、最近はTwitterもpixivも退会しました。

今回は、同人から心が離れてしまう訳を自分なりに綴っていきます。

自分のジャンルはソシャゲでしたので、この文章はソシャゲ同人女向けかと思います。

 

 

理由①原作(運営)の推しへの熱量が自分と異なるから

これはどこの界隈でもありますね。最近はツイッターでも、「作品名 運営」と検索すれば、文字避けを施した愚痴垢に当たることは珍しくありません。「また○○かよ。運営は○○が本当好きだね」とかよく見ませんか?


個人的には、愚痴垢を作る前にそのジャンルを離れようと考えますが、キャラクターが好きな場合はどうにも難しいところだと思います。運営は嫌い、でもキャラは好きという問題はなかなか根深いものです。

 

わたしの場合ですが、推しの扱いが(他キャラageの踏み台になるとか)悪い訳ではなく、とにかく出番がありませんでした。カップリングも自分の中にあったのですが(その二人で同人誌も作りました)、他のキャラとの扱いの差は一目瞭然。「運営は推しを覚えているのだろうか」と途方に暮れる瞬間は幾度もありました。そこで、最終的には「いくら自分が推しても、原作が推さなきゃ意味ないのだ」と悟りました。


そんな中、同じ作品のファンでも、違うキャラクターが好きな層は恩恵を受けます。それを目の当たりにするSNSは辛いのです。(この話は後述します)

 

「いつか出番があるのではないか(推しにスポットライトが当たる瞬間があるのではないか)と期待故の不満。愚痴垢が蔓延るのは、これが理由ではないでしょうか。


わたしのように愚痴垢も作らず、静かに去っていく者もいます。推しも推しカプも好きですが、このジャンルに居ても苦しいだけ。「出番がないから二次創作で」ということも虚しくなってしまいました。


理由②作品ファンとの温度差を感じるから

推しの新情報をいつでも待っているので、アプリの更新日は期待します。ですがいつも通りの結果。
「あれ、あのキャラこの前も出番あったんじゃ!?」となんだか心がもやもやします。でも、Twitterのファンはそんなこと微塵も気にしていない様子。贔屓なんて口が裂けても言えない空気。数日後には新情報のお祝いイラストがどんどん回ってくる。そうしている内、世間はどんどん新しい話題に流れていきます。

 

運営も商売してるんだから、売れるキャラ出すのが当たり前。そんな反論の言葉が脳内に浮かびます。こういう発言は良くないですね。ある側がない側を批判するのは大抵不幸を生みます。

かといって、推しを贔屓してもらいたい訳ではないのです。もう少し平等に扱って欲しかった。「運営ってA好きで、Bには興味ないんだな」と消費者が察するジャンルは遅かれ早かれ人が離れていくだろうなと考えます。

 

理由③解釈違い。自分と考えが違う同じファンとの交流の苦しみ。

 

これは気軽に発信でき、繋がれるSNSから産まれた弊害ですね。今はもう同人誌を作るより、ネットにあげるだけの人の方が多いんじゃないでしょうか。良くも悪くも、色々な人に見てもらえ、反応も貰えます。

 

随分前のジャンルで、自分の作品のファンだという方にフォローされました。
「嬉しいな」と思い、プロフィール画面に飛ぶと、地雷カプも推しているッ!?
好意を蔑ろにするのは申し訳なく、相互になりましたが、やはりタイムラインに地雷が流れてきます。段々合わない相手や単語をミュートするにも、疲れてきました。完全左右相手固定女には、Twitterのような開かれた社会は向いていないのです。


そのようなことがある度に、同人用のTwitterアカウントの削除を意識しました。娯楽や趣味に、自ら負担を増やす必要はないからです。苦痛は社会生活のみで十分です。趣味まで苦しかったら、いつリラックスすれば良いのでしょうか。

 

ただ、もとよりわたしは交流重視ではなく、作品を作りたいタイプの同人女。つまり、あまり共感やコミュニケーションを必要とせず黙々と作るタイプです。作品だけなら、pixivに淡々と上げていけばいい。このような人間は思い切りが良いですが、フォロワーさんと作品を楽しみたい・仲間が欲しいという方はなかなか踏み切るのが難しい決断かもしれません。


例として、わたしの友人は、相互フォロワーさんと旅行に行き、公式や同人イベントに一緒に参加をしていました。二人の間に不満や問題があっても、「マイナージャンルで一緒に楽しみたい(他に作品を分かり合える人が居ない)」という気持ちが勝ってしまい、なあなあな関係が負担になっていました。


それから、SNS重視で、フォロワーをコツコツ増やしてきた方も消すのは難しいのではないでしょうか。ボタン一つで消せるとしても、フォロワーは自分の価値を認めてくれる財産の一つという気持ちもあります。時間をかけ、課金し、高レアを集めたソシャゲ程消せないのと似ていますね。

 

ここまで前半(SNSを中心とした話題)でした。
では、後半に続きます。