二次創作でのキャラ崩壊、その時現場では何が起きているのか!?【マシュマロの追記】
こんにちは、ななしちゃんです。
今回のテーマは、「二次創作でのキャラ崩壊、その時現場では何が起きているのか!?」に迫ります。先日※1、マシュマロ※2をいただいておりました。
※1:先日ではない。ずいぶん昔。
※2:こちらから送れます。すぐの回答はないですが火星と交信するような気持ちで送ってくださると喜びます。どちらかというと、ラジオトークのアプリ内メッセージのほうがかなり早く気が付く。
さて、私もこの問題には非常に考える機会がこれまでありました。
というのも、イベントに出た時にハマっていたジャンル(3年前くらい)では、このことで悩んでいました。片手ほどの人数に、書き手が自分を抜いて一人。そう、一騎打ちということです。その一人が攻めの変態化、受けちゃん乙女化オンパレード。その人の方が、交流が多いため影響力がある。困ったなぁ。でも、その人に媚びるわけにはいかない。だって、それ解釈違いだから。であれば、やることは一つ。ただただ、書いて、描いて、領土を拡げよう。詳しくはラジオを聞いて下さい。
(話がそれますが、オンパレードってオタクしか使ってない言葉に聞こえてくるね。令和では死語じゃないか?)
で。過去のななしは、「全然萌えない!原作エアプかよ!攻めのカッコよさ、消えてんじゃん!受けは女の子じゃない!男らしさもある!ていうか筋肉もあるよ!」と大暴れ。なぜこういうことが起きるのでしょうか。
ちなみに、ななしの場合は、両者のキャラ描写が少ない為、書き手の好みと原作から離れた自分好みの世界観で補完している面が大きいことでした。界隈は後述③派が占めていたのです。(いうて二人しか書き手がいないが!)
それでは、続きから考察していきましょう。
※一個人のガバガバ考察なので、あまり真に受けないでほしいと思います。どの人が良いとかはありません。軽く読んでください。
今回は、ななしのような小さい界隈ではなく、割と大きい界隈を想定して考えていきます。
界隈の人間を三種類に分けてみる
まず、どのようにしてそのCPにハマったかに注目しましょう。どういう経路で興味をもったか。「そりゃあ、原作で萌えたからでしょ」ですか?………いやいや、待ってください。出会いまでの道のりは人それぞれ。その道順の違いが、「は?Aくんこんなキャラじゃないし」を生むのではないかと考えます。どんな経路でそのCPにハマるか、いくつか思い浮かんだものを下記に記します。
①原作で可能性を感じた同人女
正統派(?)同人女。原作の二人が好き。「原作最高」と言いがちで、それは後述する③へのライバル意識でもある。Twitterのプロフに「ジャンル○○原作××まで履修済」と宣言あり。解釈ツイートも多い。真面目で敬虔な反面、攻撃的な面もある。
(口癖:「こういうシチュは好きだけど、二人はこういう行動するか分からん」「原作のここ、未だ理解が足りないけど、自分なりの考えを今回の作品に込めました」「世の中がABを見つけていないだけで「在る」はずなのだが?」「CBにはまる奴はさすがにエアプだろ。まっとうに原作を読めば解はABのみ(裏垢発言)」等)
②誰かの二次創作から興味をもった同人女
他者フィルター型・出会いが既に原作キャラからじゃない→キャラ崩壊が支持を得やすい・でも居なくなるのも早い。他者交流重視・壁打ちとかはやらない。悪く言うとミーハーで交流好き。良い面では、ライトオタクとして楽しそうだし行動的な人も多い。雑多・好きなものを好きなだけとプロフにある?
(口癖:RT後、「ABかわいすぎる、原作気になる~!(やる・読む・見るとは言ってない)」「○○さんが書いていたABから原作やりました!」「コラボカフェ行ってきました♡(ぬい撮り)」楽しそうな雰囲気が多く、界隈の炎上事にはあまり首を突っ込まない雰囲気がある)
③現在、または過去の推しCPに似ている為興味をもった同人女
ジェネリック自CP型・先に別の二人アリ→キャラ崩壊につながりやすい。自萌え優先タイプ。どっぷりハマりつつも①側のオタクと内心仲良くない場合が多い気がする。原作よりも自我が強いと思われやすいが、その人のセンスや独自の解釈・個性が爆発していてファンが多い。書き手にファンがついているので、その人がいなくなるとざっと界隈の人口も減ることがある。(②のオタクが読者にいる?)
(口癖:「え?ABって自CPに似ているんですけど!」「毎回自CPには○○しないと出れない部屋ネタ書いちゃう。ABでもオメガバ書きたいんだよな~!」「やっぱ私、黒髪×金髪の男たちに弱すぎて」等。筆が早いし、漫画なども描きなれている雰囲気)
こんな感じでしょうか。
SNSの世界ではどの層が多いか
最近は、②と③あたりがSNSの影響で多いのではないかなと思います。すごい流行の流れが速く、わりとバズるもの(ヒットするもの)は、テンプレ化している気がする。
○○ぽいキャラ×それと正反対のキャラとか、○○に見えて実は××のギャップのあるキャラメインのもの等。
年季が入ったオタクなら、「まあ、テンプレで見たことあるけど、これ系弱い!好き」みたいな。Twitterとかでバズる一次創作漫画って大体こんな感じだなと思う。
悪く言うと、どっかで見たことある。けど、そういうのが好きな人は一定数いる。伸びるのが見込めるというか。ちょっとこれは商業的考えかもしれない。
二次創作だと、「○○みを感じる~!自CPに似てない?(しかも最近流行っていて、人もいておもしろそう!)」といった感じで、その二人に興味を持ち始める。
順番的には、「②と③→①(他者二次創作から本家にハマる)」が多そう。そして、①に至るまで、割と脱落者が出るんじゃないかな。ほかのジャンルに行ったり、原作の展開が好きになれないから「うちのAB」になっていったり。
あと、最近流行りが早すぎるから、すぐにまた面白そうな作品が来ちゃう。
SNSで流れてくる大手の解釈が世間にインプットされて、支持もあって、そうすると「原作を読むほどではないが好み」層の数の後押しを受けて、それがその二人のお決まり設定になっちゃうこともある。
原作重視の同人女の悲喜こもごも
そうすると、原作重視派が違和感を抑えきれない。単純なテンプレ化されている気がしてしまう。「原作での二人の交流は、決してテンプレの関係性ではない!」と思う。
マイナス方向に行動力があると、裏垢で悪口言う・アンチ活動をする。
自分でなんとか宥められるなら、「最高の自CPで界隈を塗り替えてみせる!」と作品を黙って作る。(後者がおすすめ。人の作風は変えられないから)
原作重視派同人女は、Twitterでよく見る「フォロワー!ABにハマってくれ!」みたいなつぶやきと共に投下される「テンプレ的キャラに押し当てられた自CPプレゼン画像」に怒りを感じるかもしれない。二人は、その辺のクソデカ感情大爆発の男たちじゃないんだけど、とムッとする。
まぁ、ハマるきっかけは何でも良いけど、やっぱ原作を通ってほしいなという考えが①の人にはある。流行物が好き層とは、あまり相容れないだろうと考えます。
が、①の人は、じっくり流行りがすぎても、作品とCPを考察しがち。原作から情報が来なくても、「あの時AがBを救った理由は、Aの過去のこの経験が起因しているのでは?つまり、Aは○○の面影をBから感じ取っている………?良すぎる………泣」みたいな。いや、もうそれ妄想じゃね~?
界隈が落ち着いてきた頃、冷戦の予感
②の人は、①の人が深読みして尊さに泣いているころにはもう界隈には居ない。
(でもイベント会場で、ふと手に取ってくれる人は②の人な気がする)
①の人は、その妄想をコツコツ同人誌にしたためたりする。③の人は、原作から離れて、割と好みのシチュエーションに当てはめた自CPを増やしている。
パロディって、初期の二次創作にはなかなか出現しないと思う。原作だけで初期は萌えられるけど、ある程度それも落ち着いてきちゃうと、その人が好きなシチュエーションの自カプが増えてくる。原作の行間に妄想を挟んだ同人誌が①だったら、オメガバースパロとかは③の人かも。
流行り重視の②が抜けて、原作尊い派の①とジェネリック自CP派の③で界隈が落ち着いた頃、「攻め・受け、そんなキャラちゃうで冷戦」が始まる。ライト層が抜けているので、泥沼化しやすい。毒マロとかもこの辺で起きてくるんじゃないだろうか?
界隈が落ち着くと人間関係が濃くなる
さて、ななしは、今のジャンルは比較的新規も入らず、界隈も原作の良さを味わい尽くして落ち着きがある。原作のネタ投下の予感はないので、そうすると、やっぱ謎のパロディがもてはやされ、やることが浮かばないのかエロばかりになる。上記の②の人が抜けた感じだ。いや、そもそもマイナーなので②の人は現れなかった気がする………。
そうすると、段々界隈を牛耳る人・交流をごり押ししつつ大手やうまい人を自分側につけたい人、なんというか普遍的な人間同士のドロドロが見えがちだ。もうこうなると、趣味の場所なのに学校や職場のような雰囲気になって癒されない。ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
終わりに・ななしのタイプは
ここまで読んだあなたのジャンルは、どこまで来ていて、あなたはどのタイプでしょうか?
ななしは、③から①になることが多いです。あとは、絵や漫画の研究を兼ねて、②にもなるなぁと思います。がっつりハマることはないけど、その時の流行りの絵柄が知りたかったり、好きな作家さんのものは原作をあまり知らなくても興味がある。きっぱり三つのうち一つに当てはまるのではなく、度合いの差なのではないかなと考えます。
ということで、マシュマロの追記、ちょっとしたぼやきでした。
読んでくださり、ありがとうございます!マシュマロも送ってくださりありがとうございました。以上、ななしちゃんでした。
ラジオはここから聞けます。